六連星すばるの子・風の指揮者ハヤトの星旅[第1巻] (2025年12月新刊)

   ――タイゲタ楽器店の謎 〈コスモラボ宇宙生命研究所SFシリーズ〉

   深海 じゅん 著
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  ■書店販売書籍:なし

  ■POD書籍: \1200 (税込)/(四六判138頁 ISBN978-4-910056-83-8)
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 ◎本書について
  ライトノベル〈コスモラボ宇宙生命研究所SFシリーズ〉第1弾。六連星すばる・プレアデス星団の申し子が、地球人のクラシック音楽文化を宇宙に伝える、風の指揮者ハヤトの星旅物語。

ライトノベル〈コスモラボ宇宙生命研究所SFシリーズ〉第1弾。六連星すばる・プレアデス星団の申し子が、地球人のクラシック音楽文化を宇宙に伝える、風の指揮者ハヤトの星旅物語。主人公は、地球をとりまく宇宙人種族を監視する秘密組織、コスモラボ宇宙生命研究所の研究員。一度聴いたクラシック音楽を完全再現できる特殊能力がある、指揮真似が得意な青年。あるとき、田舎町に忽然と出現した楽器店で奇妙な体験をする。「タイゲタ楽器店」?――青年はそこで、あり得ないヴァイオリンの逸品ビンテージに遭遇。翌日はヴィオラ、その翌日にはチェロの超高額ビンテージの逸品がぞくぞくとソルドアウト? コスモラボの所長はなぜか? 「タイゲタ楽器店」の秘密を知っているかのよう。所長のアドバイスで調べた「タイゲタ」とは、プレアデス星団、六連星すばるの恒星だった。何かあると主人公はしばしば、古から飛翔体や天狗伝承がある地元の山に登り気持ちを整える。鬼門ルートにパワースポットが続く山道を巡り下山すると、大ケヤキの幹で美しい女性に遭遇。謎の「タイゲタ楽器店」のスタッフ――ぜひ明日は来店してほしいと乞われる。主人公はふと上空に鋭い光を感じ、見あげると円盤が光って消えた。青年の身に奇妙な出来事が迫っている。

◇著者プロフィール / Profile
深海 じゅん
1949年生まれ、生命現象、物質~メタ次元~深層意識、魂・霊存在、臨界波動、音波振動、クラシック音楽などをテーマに、人類の進化と歴史を探る思索者。作家。



●目次:Contents of Table

プロローグ:すばる星団――宇宙安全評議会
風野颯人:カゼノハヤト、出生の秘密
タイゲタ楽器店のストラディバリウス
伝説のビンテージと現代楽器の弾き比べ
チェロのビンテージはゴフリラー
宇宙生命研究所・コスモラボ(所長:鏑木宗大)
天狗の山の伝承と鬼門ルートの秘密
小天狗山から瀬織津姫神社、そして大天狗山
ケヤキの扉は異次元への入口?


   
♠ あらすじ――
 主人公は、地球をとりまく宇宙人種族を監視する秘密組織、コスモラボ宇宙生命研究所の研究員。
 一度聴いたクラシック音楽を完全再現できる特殊能力がある、指揮真似が得意な青年。
 あるとき、田舎町に忽然と出現した楽器店で奇妙な体験をする。
 「タイゲタ楽器店」?――青年はそこで、あり得ないヴァイオリンの逸品ビンテージに遭遇。
 翌日はヴィオラ、その翌日にはチェロの超高額ビンテージの逸品がぞくぞくとソルドアウト?
 コスモラボの所長はなぜか? 「タイゲタ楽器店」の秘密を知っているかのよう。
 所長のアドバイスで調べた「タイゲタ」とは、プレアデス星団、六連星すばるの恒星だった。
 何かあると主人公はしばしば、古から飛翔体や天狗伝承がある地元の山に登り気持ちを整える。
 鬼門ルートにパワースポットが続く山道を巡り下山すると、大ケヤキの幹で美しい女性に遭遇。
 謎の「タイゲタ楽器店」のスタッフ――ぜひ明日は来店してほしいと乞われる。
 主人公はふと上空に鋭い光を感じ、見あげると円盤が光って消えた。
 青年の身に奇妙な出来事が迫っている。
 第1巻は、地球で育った青年の使命を実現するための「タイゲタ楽器店」との接触物語。
 やがて青年は、風の指揮者の才能を開花させ、ついに六連星すばるに星旅するSFファンタジー。

♠ 主人公:風野颯人(かぜのはやと、通称:ハヤト):男性
 年齢:20代前半(出生は謎の孤児、コスモラボ職員)
 特徴:一度聴いた音楽を完全再現できる「天才の耳」を持って生れた。子どものころからクラシック音楽を、指揮者のように空中で音を〝操るように振る〟癖は、感情までデリケートに表現する特殊能力がある。後に、宇宙のアカシックレコードに意識が常時接続できるようになり、だれもいない特殊な透明な空間地場から、指揮棒で本物の生のオーケストラの音を創出できる、驚くべき能力が開花する。地球の音楽芸術を披露するため、円盤に乗り、すばるの惑星に旅をすることになる。

♠ 楽器店スタッフ:マイラ:女性
 年齢:20代と見えるが不祥。国籍不明。
 特徴:金髪の白人。完璧な日本語でていねいに対応し、豊富な知識と知恵を感じさせる優れた知性の持ち主。店のスタッフなのか、店主なのか、経営者なのか不明。ある日、主人公が山行したそのルートを辿るように山に入り、偶然かのように主人公とコンタクト。謎のだらけの美人女性。

♠ コスモラボ所長:鏑木宗大(かぶらぎそうた):男性
 年齢:60代
 特徴:父が私財を投入して買った尖った台形の山に建てられた、コスモラボ宇宙生命研究所の所長として、表向きは宇宙生命の学術的発表をしているが、秘密裡に、国際的な宇宙諜報活動の情報収集と分析を行う特殊業務を行っているため、宇宙人活動情報や未知の科学、霊的世界の階層や状況に熟知。しかしその素振りは滅多に出さない。人間に対する深い洞察から、愛の重要性を実践している長老的存在。非公開だが、すばる星団宇宙安全評議会メンバー(地球ロッジ役員)。

♠コスモラボ研究員: 吾野緒濫人(わがのおらんど、通称オランド):男性
 年齢:20代前半(ハヤトの同僚で友人)
 特徴:宇宙の星空や深海や深山への興味から、地球のパワースポットを、特に日本列島においては、火山帯が走る鬼門ルート沿いに発見。そのスポットを、人間が、神社や仏閣などの装置でコントロールしようとしていることを、深く研究している変人。

♠ 舞台1:山里近い田舎町、長い銀杏の街路樹の先のカフェの隣に忽然と現れた楽器店。
 
♠ 舞台2:都心を見下ろす尖峰の丘に立つ「コスモラボ:宇宙生命研究所」(世界の宇宙諜報活動を担う極秘情報組織で、謎の飛翔体の目撃が後を絶たない)。
 
♠ 舞台3:人工的な古代の奇岩や発光現象、天狗伝承で畏怖これてきた鬼門ラインにある山々と山里の巨木のサクラとケヤキ。
 
♠ 舞台4:地球、そして地球から約410光年の距離にある、すばる(六連星:プレアデス星団)。

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プレアデス星団の構成:Pippi - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=133535936による
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 プレアデス星団は、おうし座の散開星団。メシエカタログでの名称はM45。和名はすばる(昴)。冬を中心に秋から春先にかけて観測でき、肉眼でも輝く5~7個の星の集まりを見ることができる。メシエカタログとは、フランスの天文学者シャルル・メシエが、彗星と間違えやすい星雲や星団、銀河を区別するために作成した天体の一覧。現在、M1からM110まで番号が振られている。M45のプレアデス星団の主要な恒星は次のとおり。

アルキオネ(Alcyone)2.87等級(生命体棲息惑星あり)
アトラス(Atlas)3.63等級
エレクトラ(Electra)3.7等級
マイア(Maia)3.87等級
メローペ(Merope)4.18等級
タイゲタ(Taygeta)4.3等級(生命体棲息惑星あり)
プレイオネ(Pleione)5.09等級

 プレアデス星団のタイゲダ(Taygeta)は、おうし座19番星の恒星(4等星)。タイゲタは、ギリシャ神話に登場するアトラースとプレーイオネーの娘ターユゲテーに由来。太陽の数倍の質量があることが確認されている。地球の天文学では惑星は確認されていない。しかし、Elena Danaanの著書は、第2惑星エラが、地球に酷似した環境の美しい星であると伝えている。エラ星出身のプレアデス星人や人間アバターは少なくない。


▄ プロローグ:すばる星団――宇宙安全評議会
 
 
 ――地球から四一〇光年離れたすばる星団のとある惑星。
 
 ――宇宙安全評議会の意識向上分化会本部会議が進んでいた。
 
 ――テーマはやがて、深い関心が集中している太陽系第三惑星に及ぶ。

「たくさん諜報員を派遣したが、なぜか帰って来る者が少ない」
「あの星を調べるには、人間の胎に入らないと真実がわからない」
「胎に入って人間アバターになるのは、リスクだ」
「どういうリスクがある?」
「ここすばるでは、魂のままで自由だが、アバターに入ると自我が分離して肉に固着する。そこに強烈な快感と執着が生れ、溺れる」

 ――長髪の長老は、続けた。
 
 ――一千年前に、地球人アバターの胎生のプロセスの調査を志願した戦士がいた。
 西欧の王族として肉をもって産まれ、王子となった。
 そこで財力と権力と名誉を味わい、たくさんの女性を侍らせて肉の快感を堪能した。やがて大王として身勝手に力を駆使し、不公平や不平等を蔓延させ、多くの市民を困らせた。
 この因縁により側近に暗殺され、魂はアバターを離れた。が、カルマを纏った魂は、地球に張りめぐらされたカゴメの特殊磁場に拘束され、アジアの貧困なエリアの娼婦の胎に落ちた。
 食料難と伝染病が蔓延するアバター生活は、歪んで盗人となり、非道を尽くして獄中で餓死した。
 それから魂は、どこに落ちたか、行方が知れない。

「肉体というアバターは、なぜカルマを増幅する権力や名誉を求めるようになるのか?」
「それはアヌが人間の遺伝子を操作したからだ」
「そのプログラムをレプが利用して、人間を背後で操る歴史が続いている」
「だから、人間の胎に入るのはリスクなのだ」

 ――地上が深い眠りについた新月の丑三つ時。
 鏑木宗大は「意識波動通信装置」を装着して、会議に遠隔で参加していた。
 
 ――そこはコスモラボ宇宙生命研究所の地下にある、秘密の部屋。
 そこは宇宙全体を瞬時に把握できる多次元時空ポータルがある。厳重な光のバリアーでレプの侵入を防ぐ工作をし、意識波動通信装置の座標を、評議会が行われているM45すばる星団タイゲタ第二惑星に定めていた。
 
 ――すばる星団での会議は、言葉ではなく、意識で行う。
 そのため、それを地球言語に変換する特殊な装置が要る。それが「意識波動通信装置」である。数十年前に、すばる星団の仲間に提供されたものだ。そのことは、誰も知らない。またこの地球の科学を遥かに超えた「意識波動通信装置」は、鏑木の意識にチューニングされていて、彼にしか使用できない。
  
 ――話題は、地球人の輪廻転生に及んだ。
 
「地球人類を正しく導くとしたら、胎に入ることが必要だ」
「胎に入って人間アバターになると、肉と権力と名誉の欲望が優勢になる」
「アヌのDNA操作で人間は内なる真我と魂が見えなくなった」
「レプは偽の神を仕立てて脅しをかけ、人間を奴隷化して支配した」
「驚怖を与え魂を剥ぎ取る邪悪な行為も行っている」
「アバターが寿命を迎えると、魂は根源に帰れるはずだが、できない」
「なぜか?」
「人間アバターとして生きてカルマを重ねると、魂はカルマを纏う」
「カルマを纏うと、地球エーテル層に張りめぐらされたカゴメのバリアーを通過できない?……それで新しい胎を捜すわけか」
「それが地球の輪廻転生――困ったことに、前生の記憶が消去される」
「それは、地球が魂の牢獄になっているということか?」
「地球人の進化が遅れているのは、そういう背景があるからなのだ」
「確かに地球人の胎に入ると、輪廻転生のリスクがある」
「輪廻転生から脱却するには、覚醒し、覚者になるしかない」
「地球の歴史には,偉大なる覚者が覚醒の教えを伝えている」
「にもかかわらず、その教えを逆利用して大教団がつくられた。そこに人間を罪人として参集させ、宗教で脅して縛り、異教徒への憎悪を煽った」
「それによる不幸な戦争はいまだ終わらない」
「その大教団のトップの裏にレプの影がある」
「その邪悪な種族の影響を封じこめるために、覚者を支援し、愛による真我への目覚めを促す宇宙アバターが地球に現れた」
 
「近年、インドに胎生を通して活動した大聖がいた。人類の次元上昇に大きな実績をあげた」
「そろそろ三度目の胎生を経て動き出していると聞く」
「その任務は、高密度なレベルの大聖魂でないと、むずかしい……」
「しかし、大聖が肉体アバターに入るには、崖から転落するほど波動を下げる。強固な犠牲精神がないとできないことだ」
「大聖は、その犠牲をすべて受け入れた」
「地球には、まだレプが操る支配層カバルが足掻いている」
「地球人が愚かしい戦争を止められないのは、レプのトラップに嵌まったからだ」
「宇宙安全評議会の一員として、何とか地球人類の意識上昇を応援したい」
「そのために、わたしたちは地球人の文化に注目してきた」
「中でも、音楽という演奏文化……」
 
「クラシックという音楽分野だ。地球では、バッハやモーツァルト、ベートーベンなどの作曲家が偉大な作曲をして貢献した」
「音楽の演奏会は、演奏者と聞き手が一体になる特殊な磁場空間を作動させる」
 
「この磁場空間では、けっして争い歪みあい、憎む合う関係も、不公平も不平等もない、一つのアストラルの感動の渦が深層宇宙にまで波動して、時空を一つにする」
「わたしたちは、その演奏会の実演現場から、次元上昇の準備が整いつつあることを知った。音楽の力がそれを促進する」
「地球人のクラシック演奏文化は、他のどんな宇宙にもない、平和を醸造するユニークで優れたエネルギーで満ちている」
「ぜひ、この星でも聴いてみたい」
「そのために、まだ若い魂を20年ほど前に、地球の日本に送り込んだ」
「胎生のリスクは大丈夫?」
「レプの罠やアヌのDNA操作の影響がない、宇宙船で産まれたすばるの赤子を、愛情深い老夫婦に授けた」
「その子は、地球人文化を学び、音楽を存分に聴いてから、特別な能力を発揮する」
「音楽は、人の意識を変える、地球人類を変える」
「その子については、宇宙安全評議会の地球ロッジ、コスモラボの所長に保護を依頼した」
「ミスター鏑木……か」

 ――地球でずっと会話を聞いていた鏑木が、初めて発言した。

「イエス。その子はとうとう特殊能力を発揮するプロセスに入った」

「あとは時間の問題だ」
 
「彼は期待を裏切らない」
 
「私がレプの誘惑とさまざまなトラップから彼を護る」
 
「やがて彼は、あなた方の星に、地球人文化最良の精華をたずさえて戻るだろう」
 
 ――新月の真っ暗な夜の帳がもうすぐ上がる……。


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