金沢仏舎利塔物語――世界平和 釈迦牟尼世尊:
マハトマ・ガンディー:藤井日達聖人の誓願 (2026年7月新刊)
泉 行眞・浅地信之 監修/岡田玉規 編著
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■書店販売書籍:なし
■POD書籍: \1800 (税込)/(B5変形判94頁 ISBN978-4-910056-88-3)
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◎本書について
インド初代首相のネルー氏から寄託された由緒深い貴重な仏舎利が奉安された、金沢にある仏舎利塔が建立された数十年の経緯を物語る書。
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金沢市の奥卯辰山に、マハトマ・ガンディーの志を受け継いだインド共和国の初代首相ネルーから託された希少な仏舎利が奉安されている、勇壮な仏舎利塔がある。日印両国の友好と世界平和を願い、仏舎利10粒を託されたのは、日本山妙法寺(日蓮宗系)を創立した藤井日達聖人(1885~1985)であった。金沢仏舎利塔が落慶したのは、昭和49(1974)年9月。資金の問題、用地の問題など、数々の困難を乗り越え、平和の祈りに思いを寄せて尽力を惜しまなかった人々と、奇跡的な建立のプロセスを、時代の経過を交えながら、写真や仏舎利塔設計図面などの貴重な資料を満載して丹念に語り継いだ書である。令和6年9月に第50周年平和祈念大法要「祈りのつどい」が行われるまでの記録に加え、仏舎利塔(ストゥーパ、パゴダ)とはどういうものか、日本に、そして世界にどれほどの仏舎利塔が建立されたのかなどを紹介。現在、金沢仏舎利塔を護持している日本山妙法寺僧侶・泉上人と、用地を提供した浅地庄太郎氏の子孫・浅地信之氏の監修により、いまの時代だからこそ必要とされる仏舎利塔の存在意義を問い掛ける。 |
目次
監修のことば 泉 行眞
監修のことば 浅地 信之
はじめに 岡田 玉規
■仏舎利と藤井日達聖人
◎藤井日達聖人の生涯
◎日蓮大聖人の生涯
◎釈迦牟尼如来の生涯
■仏舎利塔――とは何か?
◎宗旨宗派を超えた仏教の源
◎仏舎利塔=ストゥーパと仏塔=パゴダ
◎アショーカ王と聖徳太子:仏塔が繋ぐ信仰の系譜
■金沢仏舎利塔誕生前夜:奉賛会発会と地鎮祭
◎仏舎利塔建立の兆しから具体化までの十八年
◎金沢仏舎利塔奉賛会が発会 (松本由会長)
◎奥卯辰山に仏舎利塔用地が出現
◎用地の提供者は浅地庄太郎氏
◎金沢仏舎利塔地鎮祭
◎地鎮祭でインド大使らがクワ入れ(奥卯辰山)
■大岡實建築研究所の仏舎利塔設計図面と工事の記録
◎金沢仏舎利塔の建築設計をしたのは建築家、大岡實氏
◎金沢仏舎利塔について(昭和四十九年九月落慶法要)
◎金沢仏舎利塔のデザインポリシー
◎デザインモチーフは「多宝山出土の小仏舎利塔」か?
◎金沢仏舎利塔設計図と当時の写真
◎インド・ストゥーパ(仏舎利塔)についての参考資料
■金沢仏舎利塔落慶式、昭和四十九年九月二十八日
◎ 仏舎利塔の落慶式
◎藤井日達聖人のお言葉(日本山妙法寺山主)
◎E・Bシング氏落慶法要祝辞(インド大使代理、参事官)
◎カシー・チェティ氏落慶法要祝辞(スリランカ臨時代理大使)
◎松本 由先生のお言葉(金沢仏舎利塔奉賛会会長・旧金沢ヘルスセンター社長)
◎金沢仏舎利塔由来記(昭和五十四年九月)
■藤井日達聖人の御法話「金沢仏舎利塔落慶によせて」
◎世界平和のために御仏舎利塔を建てる
◎軍国主義の末路
◎日本国の不幸
◎平和国家を作る道
◎不思議な力を信じる
◎科学文明の先端は、人類絶滅の墓場
◎科学文明は疑う心、疑う生活
◎宗教文明、信じる心を呼び起こす
◎鰯の頭から光明がさす、信仰の不思議
◎仏教信仰が世界平和を強力にする
◎国家の政策に奈良朝・平安朝文化を
◎誰でも拝む、そういう世界を創る
■回想:金沢道場開堂とあさじ公園
◎金沢道場第四十五周年法話(日本山妙法寺 僧侶 泉 行眞)
◎「あさじ公園」:ふるさとのみなさまへ:浅地庄太郎先生(宝土施主・世界ビルサービス連盟終身名誉会長)
◎前田利建葬儀委員長のあさじ公園主・宝土施主・浅地庄太郎先生への手向けの言葉
◎ 仏舎利塔(あさじ公園)参詣者の声
■第四十七周年:「五十周年は第二の落慶」に向け始動
◎世界平和は拝むこと
◎ 第四十七周年 平和祈念法要と法話「科学文明から精神文明へ」:泉行眞(日本山妙法寺僧侶)
◎祝辞「感謝と喜びの心を」:北島秀一郎(株式会社ぬく森の郷代表取締役・元富山県議会議長)
◎祝辞「四季折々の祈り」:阿部豊寿(書道家・石川県書美術連盟理事)
◎五十周年に向けての工事の進捗状況
■第四十八周年:御仏像金箔蘇生除幕式とお花祭り
◎「御仏舎利塔建立への想い」:泉行眞(日本山妙法寺僧侶)
◎お花祭りを厳修――団扇太鼓とお題目で世界平和の祈り
◎藤井日達聖人の御法話:人間誕生の意義「天上天下唯我独尊」
◎お釈迦様ご生誕の地「ルンビニ」:慈愛の源流を辿る
◎ルンビニの復興と仏舎利塔の建立
◎仏跡巡礼への想い
■第四十九周年:平和祈念法話「人生の目標」
◎第四十九周年平和祈念・法話「人生の目標」:泉 行眞
◎「ノーモア・ヒバクシャ」:泉 行眞
■第五十周年:第二の落慶「金沢仏舎利塔」に寄せて
◎祝辞:松本浩平(株式会社アドマック 代表取締役社長)奉賛会会長松本由先生のお孫様
◎祝辞:浅地正一(東京商工会議所顧問)、建立地の施主、浅地庄太郎先生のご子息様
◎金沢仏舎利塔だより:令和六年秋号から、前夜祭と祈りの集い
■仏舎利塔金沢道場、泉行眞上人訪問記
◎浅地信之氏と公江さん(奥様)の仏舎利塔に関する回想
◎日本山妙法寺とは?
◎檀家制度や会員組織もなく僧侶の階級もないのは本当?
◎泉上人が金沢道場を任されてからの二つの方向性
◎仏舎利塔建立の原点、松本由氏と浅地庄太郎氏の貢献
◎タイとインドネシアを行脚:海外布教への想い
◎海外布教の大元は日蓮大聖人の誓願:「仏法西還」
◎藤井日達聖人の誓願「日本の仏教をインドに返す」:非暴力と南洋群島
◎金沢道場主任の泉上人の誓願:お題目で仏性を目覚めさせたい
◎金沢仏舎利塔の近未来展望:泉上人のビジョン
◎金沢仏舎利塔境内のあさじ公園と観音菩薩像
あとがき
監修のことば
日本山妙法寺僧侶 泉 行眞
この度、『金沢仏舎利塔物語』が刊行の運びとなりましたことはとても慶ばしく、監修の任に携わらせていただき、誠に光栄であります。深く感謝申し上げます。
金沢仏舎利塔は、決して過去の遺物ではなく、また単なる観光名所でもありません。未来永劫に救いの光を放ち続ける仏様そのものであり、その慈悲心が形となって現れた聖塔である、そのように確信しましたのは、第五十周年という節目を迎えた令和六年(二〇二四年)のことでありました。
同年の元旦、能登半島地震が発生し、金沢仏舎利塔も欄楯(回廊を巡る柵)の全壊や燈籠の転倒など、甚大な被害を被りました。幸いにもドーム状の塔本体は無事でしたが、その惨状を前に、復旧への道のりは険しいものと予見されました。しかし、建立に尽力された先達のご親族をはじめ、縁ある皆様から迅速かつ多大なご支援を賜り、わずか半年で復旧を遂げることができたのです。同年九月二十八日・二十九日には、第五十周年平和祈念大法要・祈りのつどい「能登半島地震犠牲者追悼及び復興祈願」を執り行いました。宗派を超えて結集した僧侶と共に、国内外から参集された多くの方々と心を一つに、第五十周年を祝うと共に、震災復興のお祈りをさせていただきました。
結びに、建立の決断をされ率先して行動された仏舎利塔奉賛会会長の松本由先生、ならびに尊い土地をご寄進された浅地庄太郎先生をはじめ、建立に心血を注がれた先人の皆様に、改めて深甚なる敬意を表します。郷土を深く愛し、平和を願って行動された先達の志こそが、世界平和の礎に他なりません。
本書が、金沢仏舎利塔の歩みと先達の功績を次代へ繋ぎ、読者の皆様が仏縁を深める一助となることを切に願います。合掌
監修のことば
金沢浅地本家 浅地 信之
約六十年ほど前の奥卯辰山金沢仏舎利塔建立地周辺には、松や杉などの木々が聳え立ち、雑草が生い茂っておりました。日曜日になると、私の父(金沢仏舎利塔の建設地を寄託した浅地庄太郎の弟・多吉)に連れられて、家内の公江と三人で雑草刈りに行っておりました。尾張町の宝屋さんのご主人も草刈りを手伝ってくださり、大変助かったものです。
仏舎利塔建立後は、しばらくの間、周辺管理を金沢に本社のあった石川ビルサービス株式会社(浅地庄太郎が設立した日本ビルサービスのグループ会社)の住田 峰専務にお任せし、取り仕切っていただきました。その後日本山妙法寺金沢道場が設置され、以後は同道場の責任者が管理をしてくださっており、現在は泉 行眞上人により護持され、大変ありがたく、感謝しております。
地元におりながら、大したお世話もできず、申し訳なく思っておりましたが、私のいとこである浅地正一より、改めて「金沢の浅地本家として今後ともよろしくお願いしたい」との依頼を受け、今回の出版にも関わらせていただくことになった次第です。
その過程で、泉上人にお時間を頂戴しまして、知らなかったいろいろなお話を夫婦そろってお聞きし、懐かしい思いと共に、金沢仏舎利塔の意味とすばらしさを再認識させていただいた次第です。
できるだけ多くの方々に金沢仏舎利塔にお越しいただき、平和な世界の実現のため、お祈りしていただければ幸いです。本書がその一助ともなれば、これにすぎる喜びはありません。